1年2ヶ月続けた英語の勉強法を振り返ってみた
3行まとめ
(約3000文字,目安時間6分)
概要
個人的に一区切り付いたと思っている英語の勉強方法についてまとめてみることにした.TOEICの点数は525から880になった.留学の力も組み合わせて,自分の言いたいことは喋って伝えられるようになった.継続の秘訣は生活週間だと思った.高専時代は省略して.大学院に入ってからの2017/04 - 2018/06 の勉強方法をまとめた.
TOEICの点数の遷移
時系列順でTOEICの点数は以下(ip含む)
2013/12: 280 (高専4年
2014/02: 480 (高専4年
2014/04: 555 (高専5年
2014/06: 615 (高専5年
2016/04: 495 (大学4年
2017/02: 525 (M1 ここからの勉強法を書いた
2017/06: 660 (M1
2018/06: 880 (L455 R 425) (M1 2周目
使った参考書とそれぞれの使い方
基本的には,英語上達完全マップ のやり方に沿って行った.あと,自分は多くの参考書をやらず,一つの参考書を繰り返しやってた.
どんどん話すための瞬間英作文
最初の1-2ヶ月ぐらいはずっとこれをやってた.全体を8週ぐらいした.わからない文法があればその都度調べた(中学レベルだがちょいちょいわからなかった).留学する前の準備期間でもあったので,話すトレーニングとしてこれをがんばってやっていた.
スラスラ話すための瞬間英作文
上の「どんどん〜」の次はこれをやった.基本の例文が500個ぐらいと,応用が200ぐらいあるが,基本だけやった.だいたい6週ぐらいした.「どんどん〜」のほうは文法ごとに固まっているが,これはそうでないので良いトレーニングになった.大体2ヶ月ぐらいかかった.
みるみる音読パッケージ
「スラスラ〜」の次はこれをやった.本にやり方が書いているが,1分ぐらいの例文を音読したり,シャドーイングしたり,リピーティングして読む.とにかく読む.大体3週ぐらいしかしていないが,各例文を30回ずつは読んだ.正直リピーティングは難易度が高すぎて,途中でやめた.3ヶ月後になってもう一回やったら大分できるようになってた.だいたい2,3ヶ月ぐらいかかった.
DUO3.0
みんな大好きDUO3.0,10周以上した.英語上達完全マップに乗っていないやり方では,録音しながらシャドーイングする,録音を聞いて発音を確認する,といったやり方で発音を直すことにも取り組んでいた.
発音の方法はweb上で検索して発音記号を読めるようにして,発音記号を教えてくれるyoutuberとかを参考にしながら練習した.完璧は目指さないようにした.
頻出英文法・語法問題1000
英語上達完全マップに乗っ取りながら2周した.2週目は間違えた部分だけをやった.発展問題とかはやらなかった.高校の文法は勉強したことなかったので,正直めっちゃ難しかったし,3ヶ月ぐらいかかった.
TOEICの参考書達
- 公式問題周5,6
- 新形式バージョンの1,2
- リアル模試
- 究極の模試
受験の1ヶ月ぐらい前からTOEIC用の勉強を始めた.「究極の模試」に書いてある勉強法のとおりにだいたいやった.受験1週間ぐらい前からは毎日リスニングかリーディングの模試を時間図ってやるようにした.
参考書とは別にやっていたこと
VOA Learning English 2017/10 ~ 2018/5までやってた
アメリカのニュースを初学者向けに,語彙を制限してかつ英語をゆっくり喋ってくれるニュースサイト.自分は上のアプリを使って1.2倍か1.5倍にしてから,1回通して聞く,2回目は文章読みながら,3回目は精読して完全理解を目指すって感じで勉強してた.たまにリピーティングとかの練習にも使ってた.ここでわからない単語があれば,下のAnkiアプリに登録してた.
Ankiアプリ 2017/9 ~ 現在
Anki - powerful, intelligent flashcards
人間の忘却曲線に沿って単語を再学習させてくれるフラッシュカードアプリ.Android, windos, mac, iOS全部に対応してて,同期ができる(iOSだけ3000円する).文法書とかweb上のドキュメントでわからない単語があったときかは,この単語に逐一登録していた.
自分の頑張りが下のグラフみたいに可視化されるのが良い.自分は大体1000単語ぐらい登録して,大体覚えれたと思う.これからもどんどん追加していきたい(最近追加してないが)
勉強時間
2017/04 - 2018/07 ぐらいまで,毎日の分野別勉強時間をノートに書いて記録して,合計約700時間ぐらいだった.1週間に1,2回ぐらいはサボってたけど,毎日1~2時間ぐらい勉強してた.
自分の時給が大体1500円ぐらいなので,105万円ぐらいのお金と引き換えに英語力を手に入れたことになる.
英語は単体じゃあまり意味がないので,投資した分を回収できるように,英語以外も頑張りたい.
継続するために心がけたこと
生活リズムを一定にすること,コレに尽きた.生活リズムが一定であればほとんど苦にならない状態で勉強を続けることができた.自分が日本にいたときは,朝7時に起きて,ご飯や掃除含め12時ぐらいまでを英語の時間にしていた.もちろん,体調を崩したり,飲み会のせいで勉強ができなくなったことはあったが,勉強が生活習慣の中に組み込まれると,勉強してないのが気持ち悪くなるので,継続できた.
一番肝心な最初だが,「自分の生活で定期的にやっている何かを辞める」というのが良いと思う.やめた分時間ができるし,続けてきたことを辞めると,空いた時間に動かないともったいないと思えるので,続けられやすいと思う.ただ,自分は飲み会とか遊びとかを断り続けたので精神が苦しかった.もっといい方法があれば知りたい.
まとめと余談
この1年とちょっとで,継続して勉強を続けるやり方がわかったと思う.インターン中は1日8時間ぐらい働きながらやっていたので,就職してからでもできそうだと思った.
「留学してたから英語できるようになったんでしょ?」って思う人もいると思うけど,会話に関してはそうかもしれない.ただ,リーディングや語彙力は留学だけでは殆ど伸びない.環境を変えるのがいいきっかけになるのは事実だが,語学留学は銀の弾丸ではない.一度語学留学に行ってみると,自分より長い期間語学学校に在籍してるにもかかわらず,喋れない人にたくさん出会うと思う.
本当は8月ぐらいにこの記事を上げるつもりだったが,あげようと思った寸前に自分の完全上位互換のブログ記事が上がっていて,心が無になったので挙げるのをやめていた(下の記事).
ただ,自分ぐらいの点数の人のほうが需要多そうだし,やっぱ挙げてみることにした.そして次に英語を勉強するなら,この人のブログを参考にしてやってみようかなと思った.